2023-03-22

FreeDOS で SATA 接続 CD/DVD が利用可能に

FreeDOS で拡張メモリを使うために必要な重要コンポーネントの Jemm が昨年 12 月 v5.83 にアップデートされた。 実はこのバージョンで大きな機能追加がされていることに今更ながら気づいた。

Jemm Loadable Module (JLM) という 32bit protected-mode のデバイスドライバや TSR を拡張メモリにロードできるようになった。 この JLM 実装の例として CD/DVD ドライバが同梱された。 今まで SATA 接続の CD/DVD ドライブ用ドライバは安定的に動くものがほとんど無く、特に私のような AMD の Chipset で動くものは皆無だった。 そこに新たに JLM 版の AHCICD ドライバが登場したことで、ようやく安定的に SATA 接続 CD/DVD にアクセスできるようになった。

JLM-CDROM

例によって修正後の自分の FreeDOS/V 環境を晒しておく。

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2023-03-06

Debian Linux を Secure Boot 環境で使う

以前から Windows と Linux のデュアルブート (実際には別ディスク上の Ubuntu も入れてトリプルブート) 環境で使用している。 Windows 11 ではセキュアブートが必須との話もあり、今のうちに Secure Boot 環境でも Linux が使えるようにしておく。

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2022-10-19

コンテナで GUI / GPU を使う

最近 Stable Diffusion 等 AI 関連のオープンソースソフトが数多く出現しており、いろいろ試してみたくなっている。 多くは Linux でも動くので魅力ではあるが、残念ながら動作環境が限定されていることが多く、普段遣いの OS 環境をそれに合わせ込むのも好ましくない。 そこで、個々のアプリ環境はコンテナで構築して分離しておくのが楽だ。

しかしながら AI 関連ソフトは GPU を使うものが多く、コンテナ上で GPU を扱ったり GUI (X アプリ) を使えるようにするには工夫が必要なのでここにメモしておく。

なお、ここでは以下のような環境を前提にしている。

  • ホスト OS: Debian 11 (bullseye)
  • Kernel: 5.18.16 (bullseye-backports)
  • コンテナイメージベース OS: Ubuntu 18.04 or 20.04 or 22.04

他の OS 環境でもある程度参考にはなるでしょう。

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2022-09-10

仮想環境のイメージ格納場所の移動

ここのところ、仕事上だけでなく自宅でも仮想環境を使うことが増えてきた。
仮想環境が増えてくるとそのイメージを保持するストレージも肥大化してくる。 ほとんどの仮想環境でデフォルトのイメージ格納先は /var 配下のディレクトリとなっているが、 OS のインストール当初にはこういうことを想定しておらず、仮想環境を使うにつれ /var が割り当てられているストレージの空き容量が圧迫される事態に陥りがちだ。
そんな時に仮想イメージ格納先を空きのあるストレージに移動する方法をまとめておく。

なお、以下はホスト環境として Debian (bullseye) や Ubuntu (22.04 LTS) を想定している。
空き容量のあるストレージが /srv 配下にマウントされていることを想定しているが、自身の環境に合わせて別のディレクトリ (/home 配下等) に読み替えて欲しい。

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2022-02-25

FreeDOS 1.3 リリース

2月20日に FreeDOS 1.3 が正式にリリースされた。
大きな変更点は kernelFreeCOM (COMMAND.COM) なので 以前の記事 から目新しいことはほとんど無い。
この機会に FreeCOM DBCS edition (日本語版 COMMAND.COM) を試しに入れてみる。

FreeDOS 1.3

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2021-10-31

PC ケースを変えてみたが…

昔はタワー型のケースで PC を組むこともあったが、今はもうパーツに凝ることもなく、省スペースの方がありがたい。
…ということで、今まで In-Win CE685 というスリム型のケースを使っていた。 これはこれで使いやすいのだが、スリム型ゆえの難点もある。

  • ギリギリのサイズ設計をしているため、マザーボードによっては SATA ケーブルの引き回しが厳しい
    • エルミタージュ秋葉原のレビュー にある3.5インチシャドウベイの写真を見てもらうとわかるように、プラスチックのカバーとマザーボード取り付けネジとの間隔がほとんどない
    • この方向に SATA コネクタが L 字型で配置されているマザーボードは多く、その場合にはプラスチックカバーと SATA ケーブルが干渉してしまう
  • エアフローがあまり良くなく、特に Disk の冷却に不安がある

これまではこのケースで工夫をしながら使っていた。

ただ、これから Zen3 の Ryzen に変えたり…ということを想定すると 過去に HDD トラブル があったこともあり継続して使いづらい。 他にエアフローのいいスリム型ケースはないかと探して見つけたのが DIRAC BLACK LINE
通販で購入して入れ替え In-Win CE685 の課題は解決したものの、このケースもツッコミどころが多いものであった。

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2021-06-19

FreeDOS の kernel と COMMAND.COM がアップデート

以前書いた FreeDOS の記事 から約 5 年経ち FreeDOSkernelFreeCOM (COMMAND.COM) が久々にアップデートされた。 例によって自分自身はほとんど使うことが無いのだがアップデートしてみる。

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2020-05-07

HDD を入れ替え

一年ほど前に メインマシンを AMD Ryzen 5 2400G に した際に HDD を WD の Red にしたが、ここのところどうも調子が悪い。 普通にアクセスしている際には問題なく動いているように見えるが、大容量のデータを書き込んでいる途中で突然エラーし、その後はディレクトリリストすらできなくなり PC を再起動するまで復旧しない。 媒体検査では何も引っかからないので、状況からすると SATA コントローラの異常のように見える。

このご時世でテレワークにも使っている PC が不安定なのはまずいので、思い切って HDD を入れ替えることにした。 今回は敢えて違うベンダーの 東芝 MG06A にしてみた。 (OS は NVMe SSD のため) HDD はデータだけであり、旧 HDD も完全に壊れる前だったから、移行はすんなり。 今のところ何も問題なく動いている。

以前は Power On 時に Boot せずにハングすることが度々あったが、 HDD 入れ替え後はその症状も出ていない。 リセットすれば立ち上がるため電源周りの問題かな…と思っていたが、実はこれも HDD 要因だったのかもしれない。 以前から WD にはいい印象を持っていなかったが、さらにネガティブ要素が増えてしまった。

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2019-12-02

Kodi の設定

久々にホームサーバの Kodi をいじったが、忘れていたことがたくさんあったので備忘録

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2019-06-24

メインマシンを AMD Ryzen 5 2400G に

しばらく AMD A10-5700 をメインマシンで使っていたが、 Debian Buster のリリースも間近となって kernel 4.19 になることから、久しぶりに話題の AMD Ryzen に入れ替えることにした。

最終的に入れ替えた部材は以下の通り。

  • APU: AMD Ryzen 5 2400G (Radeon Vega 11 内蔵)
  • MB: ASUS PRIME B450M-A
  • Memory: CFD PANRAM W4U2666PS-16GC19 (PC4-21300 16Gx2)
  • NVMe SSD: Sandisk Extreme Pro 500GB
  • HDD: WD Red WD40EFRX (4TB)

ちなみに旧パーツはソフマップで 4,000円で売れました。

近頃 Linux 界では Ryzen が Hot らしいが、それなりにノウハウが必要なので備忘録として残しておく。

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